結論から言うと
偽物のスニーカーの多くは、小さなズレの積み重ねでボロが出ます。別のカラーの品番、フォントがおかしいサイズタグ、雑な接着剤のはみ出し、靴と合わない箱のラベル、そして安すぎる価格。ひとつひとつのサインには悪意のない理由もありえますし、精巧な偽物はいくつかのチェックを通過してしまいます。見つけたことは「判定」ではなく「手がかり」として扱い、それなりの金額になるペアはプロの鑑定サービスを利用しましょう。
1. 品番を照合する
大手ブランドの多くは、靴の内側のサイズタグ(たいていベロの裏か内側の側面)に品番を印字しています。Nikeではスタイルナンバー、Adidasでは商品番号と呼ばれます。同じ番号が箱のラベルにも載っているはずです。
- 品番をブランドの公式サイトや公式の発売情報で検索します。手元のモデルとカラーにぴったり一致するはずです。
- 品番が別のカラーのものだったり、左右の靴は同じなのに箱だけ違う番号だったりするのは、よくある警告サインです。
- ただし箱は入れ替えや交換が起こるので、箱が合わないことだけでは偽物の証拠になりません。
2. サイズタグを細かく見る
本物とわかっているペア、できれば同じ発売分の写真とタグを比べます。フォントの太さや字間、各国サイズ表記の並び、製造国、製造期間の表記を確認しましょう。多くのタグには製造期間が書かれていて、その発売時期と矛盾しないはずです。にじんだ印字、スペルミス、傾いた文字はよくある偽物のサインです。
3. ステッチと接着剤を見る
- ステッチ:本物はたいてい縫い目が均一で、間隔もそろっています。ほつれ、二重縫いの部分、左右で縫い目の数が違うといった点に注意しましょう。
- 接着剤:ミッドソールの接合部に少し接着剤が見えるのは本物でもありえますが、べったりはみ出した跡は品質の低い製造によくあるサインです。
- 左右対称性:左右を並べて、ロゴ、パーツの重なり、ヒールタブを比べます。偽物は左右で細かな違いが出がちです。
4. シルエットと素材を確かめる
人気モデルの形は、コレクターがよく知っています。つま先の高さ、かかとのカーブ、履き口の収まり方など。横からと後ろから、参考写真と見比べましょう。素材の手ざわりも確認します。偽物のスエードやレザー、ニットは硬い、プラスチックっぽい、薄いと感じることがあります。強い薬品臭も怪しいサインとしてよく挙げられますが、新品の本物にも工場のにおいはあります。
5. インソールとアウトソールを見る
インソールが外せるなら持ち上げて、表面のプリント、その下の中底(ストロベル)の縫い目、クッション材を確認します。次に靴を裏返し、アウトソールの溝のパターン、ロゴ、サイズの刻印を本物の参考資料と比べましょう。
6. 箱と付属品を確認する
箱のラベルにはモデル名、カラー、サイズ、品番が書かれていて、バーコードもその内容と一致するはずです。印字の鮮明さ、箱の色、作りのしっかり具合もチェックします。替えひも、薄紙、タグは、本物・偽物どちらの証拠にもなりません。偽造業者はそれらもコピーしますし、本物でもなくしていることがよくあるからです。
7. 売り手に注意する
- 同じモデル・同じサイズの最近の取引価格より大幅に安い。
- 実物ではなく公式画像を使っている、またはタグや箱のラベルの接写を送ってくれない。
- 人気の限定モデルを全サイズ大量に持っている。
- 支払いを急かす、または購入者保護のないアプリ外での取引を求める。
- 入手経路についてあいまいで、購入の証明がない。
プロの鑑定を頼むべきとき
限定モデルやコラボモデル、それなりの金額を払うペアは、プロの鑑定サービスや、発送前に鑑定を行うスニーカー専門の取引サービスを利用しましょう。写真やメッセージはすべて保存しておきます。売る側にとっても、信頼できる鑑定の記録は買い手の安心材料になります。
WorthAIでできること
WorthAIは、写真からモデルとカラーの候補を特定し、似たペアが中古でいくらで売れているかを、推定の根拠となった出品情報と一緒に表示します。特定が違っていたら「結果を改善」で修正できます。この推定は、スニーカーが本物であることを前提にしています。WorthAIは鑑定サービスではなく、本物と偽物を見分けることはできません。上のチェックを行い、金額が大きいときは専門家の意見を求めましょう。売るときの手順はスニーカーを売る方法をご覧ください。
よくある質問
品番が一致すれば本物ですか?
いいえ。偽造業者は正しい品番をそのままコピーすることがよくあります。品番の一致はよいサインのひとつですが、タグの印字、作り、素材、売り手も確認が必要です。
本物の箱に偽物が入っていることはありますか?
はい。本物の箱が偽物に使い回されることもあれば、本物が交換用の箱で売られることもあります。まず靴そのものを、次に箱を判断しましょう。
偽物のスニーカーはにおいが違いますか?
偽物は薬品や接着剤のにおいが強いという声は多いですが、新品の本物にも工場のにおいはあります。においは弱い手がかりで、判定の方法ではありません。
WorthAIでスニーカーが偽物かわかりますか?
わかりません。WorthAIはモデルの候補を特定し、本物であることを前提に似たペアの取引価格を推定します。真贋はプロの鑑定サービスに確認してください。